日記

<2020初冬>農家の生計が立てられないほどの大豊作に思うコト



20年近い八百屋仕事で、野菜が最も豊作で最も安い冬を迎えています。

 ※記事例⇒日本農業新聞11/30『野菜 過去5年で最安 好天で潤沢~』
白菜・キャベツ・大根・レタス・ブロカリ。施設野菜のトマト・ピーマン・スナップ・きゅうりまで!
二重にも三重にもいろーんな要因が合わさった現在。
素人目にも2月いっぱいは(市場)出荷農家の売上も利益も出ないような安値が続きそうです。
※12月1月の関東に大雪でも降らない限り
 
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こんにちは。店長ノムラです。
 
結局毎日続く、大豊作。
 
今100円で大きなキャベツが買えても
  78円でいつものキャベツが買えても
 
そうそう1玉2玉と食べきれるわけでも
1玉2玉1日2日と食べ続けれる胃袋でもないし
 
キャベツの供給過剰を解消するような
もりもり毎日食べ続け、適正値まで回復させるような需要(≒消費)が無理ゲーなのは
ここ半月近く毎日キャベツ半玉か白菜1/4を夜食する自分で実証済み。
 

 
ノムラの基本的な考え。
 
食べきる量を買い、食卓で食べ
あ~美味しかったね^ ^」が一番の幸せ

  
野菜は季節・天候・全国の出荷状況により、価格変動が大きいモノ。
たいがいの野菜は通年の安定供給が実現し、安価に流通しています。
 
現状は十分知ってます。
買いやすい価格設定も売場の務めと十分わかってます。
でもあえて言いたい。
野菜(というか食品全般)は安値買い→即満足ではありません。
 
キャベツが1玉78円でも半玉78円でも1/4カット78円でも。
 
目の前の数字やボリュームのお買得感にクラッとキても^^;
安値に魅かれるのはほんの一瞬。高い安いに一喜一憂する前に
当日(or数日分)の料理イメージ・人数・体調・食欲・胃袋のポテンシャルで決めてほしい。
 
八百屋に立つ身として、常に【美味しく食べきる】を念頭に入れ
ひとりひとり、お客様の嗜好(志向・思考)に合わせた商売をしているつもりです。
 
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(追伸)
シンプルにまとめました
食・小売・農業全方向に感じるコト言いたいコトたくさんあります。
言外の推察を、ノムラ本人と会った時のネタに取っておいてくださいw


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